江南市立西部中学校

USB 書画カメラ U70+ 活用事例

学級活動 オリエンテーション

使用目的
中学1年生へのオリエンテーションにて使用。小学校では使用していない生活日記( 翌日の持ち物や生活の様子)の書き方を説明をした。実物の生活日記をカメラで写し、書き方をスクリーン( 書き込みができる) を使って説明。

使用しての変化
小さな実物を使用して説明するよりも、大きくしたもので説明するため生徒はわかりやすく、戸惑うことがない。
生徒の手元にあるものと同じものがスクリーンに大きく映っているので、生徒は黒板に集中して授業が受けられるようになった。

  • U70+
  • コンパクトPC
  • プロジェクターとPC 接続( 有線)
  • スクリーン( 書き込みができる)
※コンパクトPC のカメラアプリを起動

江南市立西部中学校 
岩田智文先生

 

社会 世界地図を書こう

使用目的
世界地図の書き方で使用。はじめは教師主体で書き方をカメラ越しに指導。その後、生徒がカメラの前で描き方を発表する。

使用しての変化
視覚に訴えやすく、生徒への情報量が格段に増やせるようになった。また、授業にライブ感が出てメリハリが出る。生徒の変容としては、同じ学習を生徒全員で共有できるため、一体感が生まれる。自分の回答が映し出されるので、緊張感が増すだけでなく、ほかの生徒が、スクリーンを見て、間違いや気付きをその場で言い合えるような授業が作れる。

  • U70+
  • コンパクトPC
  • プロジェクターとPC 接続( 有線)
※コンパクトPC のカメラアプリを起動

江南市立西部中学校
水谷 哲也先生

 

理科 植物のつくりを調べよう

使用目的

タンポポのつくりを調べるため、分解の手順をまずは教師の 手元を大きく映し出しながら、レクチャー。タブレットPC 経由で、プロジェクターへ大きく映し出した。

次に、生徒が実際やってみたものを紹介するために映し出した。 タブレットPC と接続し、タブレットごと、生徒のもとへ移動。 さらに観察してほしい部分をズームしたり書き加えを行う。


使用しての変化

ポイントの確認が明確なので、観察・スケッチが行えた。書画カメラで映し出したものをズームし、マークアップ することで、観察ポイントも明確に指示することができた。タブレットPC と接続し、ミラーリングで映し出すと コードを意識することなく移動できるので生徒のもとへ移動してもさほど苦にはならない。

  • U70+
  • タブレットPC
  • プロジェクターとPC 接続(※無線)
※タブレットPC とプロジェクターのミラーリング

江南市立西部中学校
岩田 智文先生

和歌山大学教職大学院 教授 豊田充崇

水谷先生、岩田先生の活用事例には、「ライブ感」「一体感」「緊張感」という特徴的なキーワードが記述されています。これらはすべての生 徒目線で述べられたものであり、理解が不十分な生徒に少しでもわかりやすく伝えたいという配慮がうかがえます。多くの先生が実物投影機は 「便利だ、有効だ」と記述していますが、それは指導者の立場で語る場合がほとんどです。水谷先生と岩田先生は、生徒の立場になって、どう すれば生徒が学びやすいのか、もしくは他者との対話をいかに促せるかを絶えず念頭に置いているのだと思われます。実物投影機を、「便利な ツール」だけではなく、「生徒の学びを充実させるツール」として捉えているのです。

岩田先生の理科の授業では、観察のツールとして実物投影機を用いていますが、高い解像度(1,300 万画素) の実物投影機で撮影された画像は、 実際の植物を肉眼で眺めるだけでは見えてこなかった詳細な部分もタブレットにて確認できます。「見えているものを大きくする」だけではな く、「見えないものが見えてくる」のです。このような画像から、また新たな発見( 例えば、道端の小さな植物にもこんな緻密な構造があった のか) が得られ、それは生徒たちの好奇心を揺さぶることにもなるはずです。

実物投影機は、生徒の理解を高め、授業への参画を促し、生徒同士の対話を仕掛けるツールとしている点がお二人の先生方に共通しています。 日々忙しい先生方に、今以上の負担をかけるようなICT は根付かないと思いますが、これらの実物投影機の使い方は、授業の工夫・改善にかけ る先生方の心意気ひとつで実現できる好事例と言えるでしょう。