リモートカメラ「PTC310U」の導入で、オンライン授業の運営コスト削減と対面授業に近い感覚で授業配信ができる環境を実現

近畿大学通信教育部

  • 近畿大学 通信教育部 様
  • 創設者・世耕弘一氏の「学びたい者に学ばせたい」という理念に基づき、1957年に通信教育部(短期大学部商経科)を設置、1960年に法学部法律学科を設置。通信教育部には、法学部法律学科、短期大学部商経科の他に、資格取得を目的とする「科目等履修生」として、図書館司書コース、学校図書館司書教諭コースが設けられている。

    関西の主要な総合大学で唯一、通信教育部を持つ近畿大学。いろいろな学生の「学びたい」というニーズに応えることができる総合大学の強みを活かして、通信教育部では人材育成を通じた社会貢献を目指している。
  • Webサイト:https://www.kindai.ac.jp/tsushin/

コロナ禍で迫られたオンライン授業への対応と授業配信の最適な形の模索

自ら苦学した経験を持つ創設者・世耕弘一氏の「学びたい者に学ばせたい」という理念のもと、1957年に通信教育部を設置した近畿大学。学びの機会を積極的に提供したいという考えから、「遊びながら英語を学ぶ」をコンセプトにオープンした、会話は全て英語で行われる「英語村E3[e-cube]」や、24時間使用可の自習室など、通学課程、通信課程の別け隔てなく、さまざまな施設を学生に提供している。

通信教育部では、コロナ禍以前の2017年より「遠隔地に住む学生に授業を届けたい」という想いから、遠隔地に設けた会場にオンラインで授業を配信する「サテライト授業」を実施してきたが、カメラマンが教室に常駐して対応しなくてはならないなど、人的コストの課題に直面しサテライト授業の実施回数の減少を余儀なくされた。そして、2020年に起きたコロナ禍により、オンライン授業への切り替え対応に迫られる中、あらためて以下の課題解決の必要性を強く感じた。

オンライン授業に取り組む中で感じた3つの課題

1撮影カメラの操作人員が必要 - 人的コストに課題

これまでオンライン授業の際は、教室にカメラ操作の人員を常駐させ、朝から夕方まで1日中張り付いて授業の撮影を行ってきたが、人的コストがかかることや人員を毎回手配するのが大変だった。 オンライン授業を継続的に運営していくためには、授業配信にまつわる人的コストの課題を解決する必要性を強く感じた。

2授業スタイルの変更が必要 - 授業準備の負担増加

オンライン授業へと切り替えるにあたり、教員もパワーポイントなどを使った授業スタイルへと変更する必要が出てきた。授業スタイルの変更は事前準備などで教員に負担をかけるだけでなく、教員によって資料作成のスキルにバラツキがあり授業の質にも影響が出てしまう懸念があった。

3ハイフレックス型の普及に備え - ハード面の設備導入が必要

同じ授業を対面とオンラインの同時で行うハイフレックス授業では、受講する学生が目の前にいるため、対面授業に近い状況で実施される。これまではハンディカムと周辺機器を組み合わせて授業を撮影していたが、オンラインで参加する学生に質の高い授業を届けるためにも、ハード面の設備導入の必要性を感じた。

AI自動追尾リモートカメラ「PTC310U」で課題を解決!

自動追尾機能とプリセット機能で、カメラ操作の人員が不要に

講義を行う先生の様子をカメラが自動追尾して撮影するだけでなく、登録していた撮影位置にリモコンのボタン操作ひとつでカメラを自動で素早く切り替えることができるので、板書やプロジェクターの内容なども、スムーズに撮影することが可能です。

対面授業をやる感覚でオンライン授業を実施

普段の授業スタイルのまま、オンライン授業ができるため、先生方もオンライン授業用の特別な資料準備なども必要なく、対面授業をやる感覚でオンライン授業の配信を行うことができます。

リモートカメラ1台を教室に置くだけで、オンライン授業ができる

リモートカメラと周辺機器との複雑な配線や設定などは一切不要。教室にリモートカメラを設置しPCに繋ぐだけで、すぐに授業の撮影・配信を始めることができます。

リモートカメラ「PTC310U」の選定のポイント

1講師を自動で追尾できるAI自動追尾機能

大きな負担となっていたカメラ操作の対応人員の問題を解決するため、カメラを自動操作・調整できるような機能を備えたカメラを求めていた。

  • AI自動追尾機能は、マスク着用時や板書のために後ろを向いても、問題ありません。
2プリセット機能やズーム機能といった、カメラ性能の高さ

教員が板書した内容やプロジェクターに投影した内容を撮影するために、カメラの撮影位置の切り替えや高性能なズーム機能も欠かせない。

  • 光学12倍ズーム機能やプリセット機能を活用して、板書内容もクリアな映像でお届けすることが可能。
3ハンディカムにも勝る画質の良さ

オンラインでストレス無く授業を受けてもらうためにも、高画質で明瞭な映像を届ける必要がある。

  • 高画質が要求されるテレビ会議システムのノウハウを持つAVerだからこそ、画質の良さは折り紙付き。

お客様の声

近畿大学 大学運営本部通信教育部学生センター
事務長 若林武敏 氏

人的コストの課題に直面し、サテライト授業の実施回数が減少

通信教育部では、オンラインで行うレポート提出や試験受験のほかに、実際に来校して受講する「スクーリング」、そしてオンラインで受講する「オンライン授業」「オンデマンド授業」「サテライト授業」といった形式の授業を提供しています。授業を配信する取り組みは、コロナ禍以前より始めており、2017年に遠隔地に住む学生に授業を届けるため、遠隔地の会場に授業を配信するサテライト授業を開始しました。しかし、いざ開始してみるといろいろな課題が見えてきました。たとえば、当時は一般的なハンディカムと周辺機器を組み合わせて、授業の撮影・配信を行っていたのですが、授業の撮影時にカメラのアングルをその都度調整したり、ズーム操作を手動で行う必要があるため、カメラ操作を行う人員を教室に常駐させ対応していました。しかし、朝9時から夕方5時まで行われる授業の撮影のために、カメラ操作の人員を教室に常駐させるやり方は、人的コストの面でも負担が大きく、また毎回カメラ操作を担当する人員の手配にも苦労していました。このような課題に直面したこともあり、サテライト授業は実施回数の減少を余儀なくされてしまいました。

コロナ禍により迫られた、オンライン授業への切り替え対応

2020年に入ると新型コロナウィルス感染拡大により、対面で行っていた授業の、オンラインへの切り替え対応を迫られることになりました。その中で、かねてより感じていた人的コストの課題だけでなく、Zoomでパワーポイントなどを学生に共有して授業を行う、といった授業方式への変更に伴い、教員の授業準備の負担が増えてしまうなどの課題も、あらためて感じました。また、パワーポイントなどの作成スキルは教員によってバラツキがあるため、対面授業では質の高い授業ができる教員も、オンライン授業となると質が低下してしまうケースも複数みられ、オンライン授業への切り替えをなかなかスムーズに進めることができませんでした。

展示会でAVerのリモートカメラ「PTC310U」に出会い、導入を即決

そんな中、展示会でAVerの「PTC310U」のデモンストレーションを拝見し、直感的に「これだ!」と思い、その場で導入を即決しました。そして、2021年7月に正式導入し、7月末に行われた入学説明会で早速使用を開始しました。入学説明会は対面説明とオンライン配信を同時に行う、ハイフレックス形式で実施したのですが、実際に参加者を前にして説明を行うため、参加者の反応を見ながら説明することができ、非常にやりやすいと感じました。また、リモートカメラのセッティングなどについても、AVerの方から丁寧にレクチャーをしていただいたため、接続や設定に苦労することなく、簡単にセッティングすることができました。入学説明会で使用してみた感触も良く、関係者からも好評であったことから、通信教育部では2021年9月に実施された、卒業ゼミナールのハイフレックス授業から、授業での本格的な活用を始めています。

通信教育部の経験を活かし、近大の教養科目のオンデマンド化を進めていきたい

近畿大学では「近大DX」という、授業のオンデマンド化といったデジタル化の取り組みを行っています。具体的には、近畿大学の学部横断的な教養科目を、オンデマンド授業化していくという計画なのですが、その計画の推進に通信教育部が深く関わっています。リモートカメラ「PTC310U」を活用し、カメラの前で通常の対面授業と同じ感覚でやってもらえれば、それをそのままオンライン授業として配信することも可能です。「近大DX」の取り組みを推進していくためにも、「PTC310U」を積極活用していければと考えています。

近畿大学通信教育部における、リモートカメラ「PTC310U」の活用方法

通信教育部のオンライン授業は、教室中央に設置されたリモートカメラ「PTC310U」を、教員自らリモコンで操作して実施している。「PTC310U」の導入以前は、教室にカメラ操作の人員を常駐させ、撮影を行っていたが現在は教員1名だけでオンライン授業ができる環境が実現しており、オンライン授業の運営コストを削減することができた。また、「PTC310U」のAI自動追尾機能やプリセットを活用すれば、通常の授業をそのままオンライン授業として配信できるため、オンライン授業への特別な準備が不要となり、教員の授業準備の負担軽減も図ることができた。

実際の活用シーン

2021年9月に行われた、通信教育部の卒業ゼミナールの授業から「PTC310U」の本格活用を開始。卒業ゼミナールは、対面授業とオンライン配信を同時に行う「ハイフレックス授業」の形式で実施。

参加者がいない中で授業を行う「オンライン授業」とは異なり、「ハイフレックス授業」は目の前の学生の反応を確かめながら、授業を進めることができるため、教員も普段の授業に近い感覚ででき、非常にやりやすいと感じている。

「PTC310U」は教室中央に設置。授業を行う教員の様子は自動追尾機能を使い撮影している。また、黒板の撮影については黒板を2つのエリアにわけ、それぞれのエリアをプリセット登録し、ボタン操作ひとつで撮影範囲を素早く切り替えられるようにしている。カメラ操作については、教員自身がリモコンで行っている。そのため、以前のようにカメラ操作の人員を教室に常駐させる必要がなくなり、教員1名体制でオンライン授業を実施できるようになった。

オンライン授業時の接続方法は至ってシンプルで、教室中央に設置した「PTC310U」と教卓上のノートPCをUSBケーブルで接続するだけのシンプルな接続構成となっている。また、授業の配信についてはWeb会議ツール「Zoon」を使用し、Zoomで参加する学生の様子は、教室前方に設置された大型モニターに投影している。

AI自動追尾リモートカメラ「PTC310U」とは

AI自動追尾機能を搭載したリモートカメラ。放送業界で使用できる専門性の高いプロ仕様でありながら、簡単な操作性が特徴。AIによる人物自動認知により、人物の自動追尾を可能としている。ストリーミング配信や、録画用コンテンツの制作など、12倍光学ズームレンズと4K解像度で高画質で臨場感のある映像の撮影が可能となっている。

製品ページ: https://jp.presentation.aver.com/model/ptc310u